国語の学習法02【日常生活での国語力up】
日常生活で国語力upを目指すには
私の中では国語は5科目の中で一番勉強しづらい科目だと思っています。答えを間違えた時に問題集の解答・解説を読んでも、理由が微妙すぎて何を間違えたのか分かりづらい事が多いからです。
一番良い方法は学校や塾の先生に教えてもらう事ですが、すぐに質問できない状況の方が多いと思います。国語に関しては、実は先生でなくても身近な大人に教えてもらうだけでも十分な効果があります。
子どもは大人に比べて知っている言葉の量(語彙量)が少なく人生経験も短いので、そもそも文章や問題の意味が分かっていないことが多いです。
問題を解くときに大人に文章や言葉の意味を説明してもらいながら、一緒に問題文を読んでいくだけでも、かなりの進歩がみられます。
日常的な勉強方法として、テレビや新聞を見ながら両親や祖父母、兄弟と色々なニュースの会話をして、語彙力や表現力、考え方を磨いていくのがおすすめです。
時事ニュースでなくても、学校の1日の出来事、アイドルやゲーム、部活など好きな事なら何でもいいので会話しましょう。
普段から大人の意見を知っておくと、感想文を書いたり意見を発表する時にも大きな力を発揮します。国語力だけでなく社会や理科の力をつけることもできます。
国語の勉強は、推薦や面接のために
推薦入試などを受ける場合にも、普段から両親と時事ニュースを話し合っている子は、大人から見ても非常に的確な受け答えができるので、面接などで大きく差をつけることができます。
私は推薦入試を受ける生徒たちを相手に、模擬面接の練習をする事もよくあったのですが、歴代で一番上手に受け答えが出来た生徒は、決して学力の高い生徒ではありませんでした。
その子は両親と仲が良くて普段から色々な会話をしていたので、自然と大人の考え方が身についていました。予想以上の立派な考え方や受け答えにびっくりした記憶があります。
大人だけでなく色々な人と会話することは、「国語の勉強にもなる」と思って楽しみましょう。
国語の学習法01【国語は全ての科目の基本】
国語は全ての科目の基本
国語はすべての科目の基本となる一番大切な科目です。数学や理科、社会、英語の難問は、そもそも問題文の文章が難しい場合が多いです。
難解な設問の意味を正確に理解するところから始まりますので、どの科目でも国語力は絶対必要になります。
難問の中には問題文の日本語をわざと分かりにくくして難しそうに感じさせている問題もあります。意味さえ分かれば「なんだ、そんなことか」と思うような簡単な問題も多いです。
普段読まないような「説明文」や「論説文」を勉強すると、「読解力→解読力」を身につけることができますので意識的に勉強しましょう。
国語の勉強法は「読書」ではない
国語力をつけたい時に、「読書」から始めるのは効果がうすいです。読書では問題を解くアウトプットの練習ができないですし、テストに出てくるのは物語文だけではありません。
読書好きな人は自然と国語力を持っていることが多いのは確かですが、その人たちは国語力をつける為に読書をしてきた訳では無いはずです。
本を読むのが好きなので自然と漢字や語句の意味、登場人物の気持ちを考えるくせがついているので、国語力が高いのです。
国語力をつけるには、説明文や文法、漢字、古文・漢文などが入っている国語の問題集を解く方が近道です。
学習塾の選び方
学習塾を利用する時は、受験などの目標がはっきりしている時や、成績に伸び悩んだり、勉強の相談ができる人がいない場合などです。何となく塾に通えば成績が上がるだろうと考えるのは早計です。
塾自身の問題もあるのですが、本人のやる気がなく、親に通わせられたからというケースでは望んだように成績が上がらない場合が多いです。塾には、補習塾と進学塾、集団授業と個別授業、個人塾と大手塾などの違いがありますが、本人に合っているかどうかが一番大切です。
親が一方的に決めるのではなく、子どもと相談をしながら決めていきましょう。確定する前には必ず体験授業に参加することをおススメします。実際に通ってみても雰囲気が大事だからです。費用も月謝以外にかかるものも多いので、一年を通してどういったことに支払いがでるのか聞いてみましょう。
試しにネットに広告が上がっている学習塾を幾つか検討してみましょう。
【家庭教師の銀河】
おススメ度合い:★★★★★
公式HP:家庭教師の銀河|「自立」にこだわる学習法で点数UP (well-stone.info)
費用:家庭教師としては安いです。
立地:全国
入塾前に確認しておきたいこと:
▶家庭教師は先生との相性が全て
必ず体験授業を受けて良い先生に当たるか試してみましょう。アルバイトの先生が多そうなのも気になりますが、先生次第だと思ってください。
▶教材費がかかるかどうか
HPには教材費が載っていなかったので、自前の問題集でよいのかオリジナルのテキストがあるのかも知りたいです。
▶辞める際の手続き方法
おススメ理由:
▶ペアレッスンで2人目の授業料が一切かからない
兄弟や友人と時間を決めて一緒に習えば、かなりの割安だと思います。学年の違う兄弟であれば、分からない所を教えてもらう為に使っても良いですし、同じ学年の友達なら、授業を受けることも出来ると思います。実際の家庭教師の力量が問われると思いますが、いい人に当たればかなりの割安です。
▶講師交代費も無料
いい先生を探してみるのも手だと思います。
▶指導料金が月謝制ではなく回数制
▶受験生になっても料金が変わらない
料金体系がはっきりしていて、受験生でも料金が変わらないのは嬉しいですね。
【RISU 算数】
おススメ度合い:★★★★☆
公式HP:RISU算数 - お子様1人1人にピッタリの学びを届けるタブレット教材 (risu-japan.com)
費用:「月平均クリアステージ数」に応じた料金設定が分かりづらいかも。月々定額だとありがたいですね。算数一科目で、月当たり基本料2750円を高いと感じるかどうか。
立地:全国
入塾前に確認しておきたいこと:
▶勉強への拘束性
学習塾を利用するメリットとして、実際に先生と対面することで勉強せざるをえなくなる拘束性があるので、オンラインの先生でどれだけ強制力を使えるのか。
▶担当講師は変更できるのか
チューターの先生は学生のアルバイトが多そうなので、当たり外れがありそうなので、チューター変更が無料で随時可能なのかどうか。
▶問題の量
全部で10000問以上をうたっているが、実際に学年や単元で分けたときに、一単元あたり難易度に合わせて難問くらい選べるのか知りたいですね。一つの単元に、簡単な問題から難しい問題まで、バランスよくたくさん選べるのが理想です。問題数が少ないと、結局同じような問題を何度も解くことになるからです。
▶辞める際の手続き方法
おススメ理由:
▶無学年制で自分のペースで進められる
学年制ではなく段階制なので、自分のペースで進めらるのはありがたいです。タブレット学習の多くは一か月に一度の配信で終わってしまい、問題の多寡に対応できないからです。簡単な単元でしたら先へ進んだり、その単元の難しい問題にチャレンジしてみるのが良いです。苦手な単元は、簡単な問題を多めに選ぶなど調整がききそうです。
▶算数に特化している
科目に特化しているので、その科目に関しては他のタブレット学習より充実していることを期待したいです。一番時間が必要な科目が算数なので、算数だけこの教材を使う意味はあると思います。
【吉田ゼミナール】
おススメ度合い:★★★★☆
公式HP:ネット塾の吉田jr (512jr.jp)
費用:通学する塾よりは割安です
立地:全国(オンライン授業)
入塾前に確認しておきたいこと:
▶講習会はおこなうのか
夏休みや冬休み、春休みは講習会などで別カリキュラムになるのか、変らないで行うのかを確認しておきたいですね。
▶学習相談はどの程度可能か
基本的に学習相談は無さそうなのですが、保護者の方は、子どもの理解度などは気になるところです。全国規模なので進路指導は難しいと思いますが、学習指導は期待したいところです。
▶先生は何人いるのか
年間カリキュラムが決まっているのですが、見たところ塾長の先生一人で運営しているように思えるので、先生の体調不良などの突発的な事態への対応はどうされているのか気になります。
▶学習速度は何を基準にしているのか
全国同一の授業なので、どういった学習速度を想定しているのか知っておきたいですね。学校より少し早めな感じで進むのなら大丈夫ですが、遅れてくると学校の後からオンライン授業を受けるのはためらいが出そうです。
▶辞める際の手続き方法
おススメ理由:
▶全国的に同時に授業を行う
学校の先生によって学習進度が大きく異なるのですが、全国で同時に授業を進めていくのは、学習速度の参考になると思います。個人塾が全国を対象にしているのもとても面白いと思います。
▶アナログからデジタル教材まで使う
紙のテキストだけでなく、ネット授業やwebテストを駆使しているのは効果的です。
▶通塾する必要がない
今の時代に感染症の心配をせずに、送り迎えや通塾の心配をしなくてよいのは助かると思います。
【イーリズム塾さがし】
おススメ度合い:★★★★☆
おススメ理由:
・学習塾の体験授業探しができるサイトですね。塾を決めるうえで、体験授業は必須ですのでこういったサイトを利用して、近所にどういった塾があるか、複数の塾を体験してみて比較する、などに使ってみるのは良いと思います。
【おすすめ教材】幼稚園~小学低学年
【国語】
国語の勉強をしながら、社会を学べるのでお勧めです。
国語の勉強をしながら、理科を学べるのでお勧めです。
本文と設問のレベルがほどよいです。選択問題と記述問題のバランスも良いです。
まずは学校のテストで良い結果を出して自信をつける必要があります。小学校までのテストはかなり簡単な問題が多いので、自信をつけるのに最適です。教科書ワークなどを使いながら練習しましょう。
国語の学習を見てあげると、子どもの語彙力の少なさに驚くことが多いと思います。小説や漫画を読むだけでは身に付かない言葉もたくさんあります。こういった語彙力に特化した問題集を使って伸ばしましょう。
【算数】
算数や数学で必要な能力は、計算力と思考力です。図やパズルで思考力を鍛えるのに役立ちます。
算数や数学で必要な能力は、計算力と思考力です。計算力を鍛えるのに役立ちます。
難問をじっくり時間をかけて考えるのに役立ちます。数をこなすのではなくて、1問ずつじっくり解くことを意識しましょう。
【社会】
豊富な写真で、興味を持ちながら地理を学べます。
【理科】
実験を通して理科の知識を学べます。
【英語】
まずはリスニングと単語力を鍛えるのに役立ちます。
【総合】
大人でも知らない知識がたくさん書いてあり一緒に学べます。
まずタイトルの問いを「なぜ?」と一緒に考えます。そして学んだことを確認して定着させます。
勉強する理由とは何か
5科目を勉強する意義とは
子どもに勉強してもらう方法の1つとして、勉強する意義を理解してもらう方法があると思います。勉強することが将来の自分の為になるということを具体的にイメージできれば、少しは話を聞いてくれるようになります。
なかでも、学校で学ぶ国語、算数・数学、理科、社会、英語の5科目については、将来に向けて何の役に立つのかイメージしづらい面もあると思います。5科目のそれぞれの科目から学べる知識は、今後の人生で大きく役立ってきます。簡単に例をあげてみましょう。
国語
難しい表現を読み取ったり、発信する能力を鍛えます。誰でもわかるような語彙や表現で伝えてもらえるのは義務教育までです。仕事やお役所で、難解な文章を読みこなしたり、返答する必要が出てきます。
古文・漢文
古文・漢文を勉強する必要性を議論されることが多くなっています。古文・漢文を学ぶ以上に大事な知識がたくさんあるという主張が多いのですが、それ自体は間違ったことは言っていないように思います。税金や保険の仕組み、トラブルで困ったときの対処法などは義務教育のうちから学んでおくべき知識だと思います。
しかし、それは古文・漢文を無くすことと二者択一にあるものではありません。古文・漢文を学ぶ意義は大きいのです。今すぐに役立つ制度や情報を伝えることは大切ですが、今すぐ役立つ知識ほどすたれていくスピードは速いです。制度や情報はどんどん変わっていきます。古文・漢文で学ぶことは、何百年も前から人類に共通している根源的な活動なのです。
「竹取物語」のように、人類は昔から物語を必要としてきました。「枕草子」のように四季や自然の移り変わりに感動を覚え、「平家物語」のように争いごとは絶えず起こってきたのです。これらは何百年たっても変わらない人間の本質なのです。外国ではもっと古い書物が日常生活に関わっています。古文・漢文を学ぶ意義は大きのです。
算数・数学
算数や数学で身につけられる論理的思考法は、当たり前すぎて普段使っていることを忘れてしまう程です。雨が降っているから傘を持っていく、という事すら論理的です。
①傘は邪魔になるからレインコートにしようか、②足元も濡れるからレインブーツにしようか、③湿気で髪型が乱れるのでセットする場所必要になるな→結論:その為には余裕をもって行動しないといけない。大げさにいうとこれは帰納法の考え方です。
①雨の日は準備に時間がかかる→②今日は雨が降りそうだ→③だから余裕をもって行動しよう。これも大げさにいうと演繹法になります。
数学を学ぶことによって、いろいろな考え方をしようと取り組む姿勢ができます。
「数学は苦手だから、色々な考え方なんてできない」
そういう方もいますよね。でも本当は数学が苦手で新しい考え方なんて思いつかない人の方が普通なのです。では色々な考え方を思いつくのが苦手な人はどうしたら良いでしょう。先人が思いついた、色々な方法を先に学んでおいて真似をすればよいのです。
数学を解くときにはじめは例題から解きましたよね。色々な問題に対応するために、まずはたくさんの例題を解いて解法を身につけたはずです。現実生活でもそうなのです。
社会
日本や世界の出来事の情報を得るための学問が地理です。古代の人間は、自分の村やその周辺の情報さえ手に入れば生きていけました。しかし現代では、国境を越えて情報や人や物の移動がさかんに行われるので、身の回りの情報だけでは、生きていけなくなりました。よその国の気象災害が、食物の不作を生んで輸入が滞り、今日の食卓の献立が変ってしまうのです。
日本の社会を構成しているルールや文化が、なぜ成立したのかが分からないと、それらを変更したり広めていくことができません。すべての物事には歴史があります。他人に自分のことを理解してもらったり、自分のことを説明するのには、あなたの歴史を伝える必要があります。国際社会のなかで、歴史を知らないと日本のことを伝えられないのです。自分たちから主張しないことを忖度して理解してくれるほど、国際社会は優しくありません。
理科
理科は自分の周囲にある環境を理解するのに必要です。自分や目の前の物質全てが、原子という小さな粒でできているなど、誰かに教えてもらわない限り理解することは決してできなかったでしょう。
理科を学ぶメリットは知識を教えてもらうだけではありません。実験をすることによって、自分自身で知識を生み出すことができるのです。大人から池の水には目に見えない微生物が無数に住んでいるという知識を教えてもらうことは簡単です。しかし、大人の知識が本当である保証はありません。知りたければ自分で観察してみれば良いのです。池の水を顕微鏡で観察すると、教わった以上の微生物を発見できるかもしれませんし、池の水が予想以上にきれいで、教わったほどの数の微生物は存在していないかもしれません。教わるだけでなく、学ぶべき知識を自分で発見することができるのです。
英語
国際化の時代に英語の重要性は今さら語るほどでは無いと思います。ほとんどの分野で世界をリードしているのはアメリカです。ビジネスでも学問でも、最先端を学びたければ英語が必要になります。本当に大切なごく一部のことは翻訳されて、日本語で手にすることが出来ますが、大多数の情報は世界中に英語で流されているのです。
どうしたら子どもは勉強するのか
子どもが勉強しないとお悩みの保護者の方は、たくさんいらっしゃると思います。
私は正社員の塾講師として十数年間勤め、今は別の業種で働いています。
・家で子どもが全然勉強しません。
・どのくらい勉強すればよいのでしょうか
・受験生で、この勉強時間で足りるのでしょうか
こんな質問を保護者の方から何度も聞かれました。このブログでは私の経験を踏まえて、子どもを勉強に向かわせる方法をいくつかご紹介いたしたいと思います。
以下に簡単な概略をあげていきますが、これらについて今後少しずつ、お伝えしていきたいと思います。
子どもに勉強させるうえで考えられる方法は大きく分けて3つあります。
1つ目は、保護者の方がどう考えているのか、どのくらい勉強したらよいのか、勉強させる環境は整っているのか、といった点から、現状を整理して頂きたいと思います。
・なぜ勉強させたいのでしょうか?
勉強するメリットはたくさんあります。たとえ結果がでなくても、自分なりの「勉強法」を試してみることは、大人になってからも必要になります。点数につながらなくても、中学生までに学ぶ知識は社会人としては常識です。身につけておかないと、恥ずかしいというだけではなくて、現実的な不利益をうけることが出てくるでしょう。
・どのくらい勉強すれば、良しとするでしょうか?
最初のうちは、まったく勉強しない状況から一日10分でも机に向かう姿をみれば満足するものです。しかし、時間が経つにつれ1時間、2時間では足りないように感じてきます。多くの場合は、「目標とする結果が出るまで」となることが多いと思います。その場合には、ただ勉強するだけではなく、「どうしたら結果が出るのか」という方に希望が変ってくると思います。そういった勉強法についても、お伝えしていきたいと思っています。
・勉強する環境や準備はできていますか?
子どもに勉強させるためには、ただ単に「勉強しなさい!」と怒鳴りつけるだけでは効果が出ません。一緒に勉強の予定を立てたり、丸つけや勉強の様子をチェックしたり、勉強中はテレビを消しておくなどの協力体制が必要になります。
あとは、今まで勉強に対してネガティブな印象を持たせていないかのチェックも必要になります。現状に対して目標が高すぎてやる気を失わせていたり、他人と比較したり、褒め方やしかり方を間違えてはいないでしょうか。勉強が苦手な子には、親御さんが、子どもが勉強しやすい環境を整えてあげる必要が出てきます。
2つ目は「内的動機づけ」です。子ども自身の勉強への意欲を高めて、自発的に勉強するように誘導する方法になります。
・なぜ勉強しないといけないのか
勉強することが、子ども自身にとって大きなプラスになるからです。勉強で得る知識も大事ですが、勉強する過程で手に入れた考え方・思考法が大人になっていく上で必要になります。勉強が必要なのは子どもだけではありません。大人になってから勉強するときに、子どもの頃の経験が生きていきます。
・勉強するメリットは何なのか
たくさんあります。単純に自分の好きな仕事につける可能性が高くなるということがあります。たとて途中で目標を変更したとしても、それまでに学んできた知識は無駄にはなりません。勉強をしてこないと、進路変更をあきらめることになる可能性が高いのです。
・勉強しないデメリットとは何なのか
勉強するメリットして得られるものを全て放棄することになります。知識が無いということは、その知識周辺の情報について何も知らないということになります。知識が無ければ、気付くことも考えることも出来ないのです。
「どうして他の人は順調に人生を進められるのだろう」「どうして私は他人以上に人生を遠回りしているのだろう」 得ておくと便利な必要な知識を知らないのかもしれません。
3つ目は、「外的動機づけ」です。親御さんや塾、友達が働きかけることによって勉強するように誘導する方法です。
・勉強する習慣をつけさせる
自ら勉強するまで待つよりも、強制的に勉強する習慣をつけてしまう方が良い結果が生まれやすいです。勉強がゲームやスポーツよりも楽しいという子どもは少数でしょう。勉強することで得られる「知識欲」「自己実現欲」を達成すると大きな満足感を得られます。しかし、これらは毎日の勉強で得られるものでしょうか。理想をいえば、そうありたいのですが、現実的には難しいでしょう。
おいしいご飯を食べることは大きな喜びです。しかし、すべての食事がおいしいご飯でしょうか。時間が無くて急いで食べ物を口に入れないといけない場面もあります。嫌いな食事を用意されて、無理して食べなければいけない場面もあります。習慣として義務的に食べる場面もあるでしょう。三大欲求の食欲ですらこうなのです。
勉強に楽しみを感じられない子どもがいるのは何の不思議でもありません。勉強する喜びに気付いて欲しいと思いますが、勉強の苦手な子が最初から喜びを感じるのはハードルが高すぎます。勉強をはじめていく内に、知識が増える楽しさや、結果が出る喜びについて気付いていくでしょう。
・ご褒美を与える
勉強することに対してご褒美を用意しましょう。大げさなものでなくて大丈夫です。一日の学習目標が達成できれば、ゲームをする時間を許したり、スマホをいじっても良いとするようなご褒美です。大きなテストで良い結果がでればゲームを買ってあげても良いでしょう。
勉強以外のことで子どもを釣るような行為には、眉をひそめる人もいるでしょう。しかし子どもが好きでもない勉強を頑張ったメリットは、親から与えられも良いはずです。大人はなぜ好きでもない仕事を頑張るのでしょうか。「給与をもらう」というメリットがあるからです。子どもは自分の将来のメリットまで想像できません。ご褒美が無ければモチベーションが湧かないと気持ちも理解できるのではないでしょうか。
・罰則を与える
取扱いには注意が必要ですが、勉強をしないことによるペナルティにも効果があります。先ほどのご褒美が無くなることも罰則の一つです。一日の学習目標を達成しないとゲームができない、スマホをいじれない、というだけでも良いのです。他にも親御さんが用意できるペナルティは沢山ありますが、暴力的だったり、食事や睡眠を取り上げるような極端な方法は、子どもの健全な成長に大きな悪影響がでるので、やってはいけないことは言うまでもありません。
思いついただけでも、以上のようなことがあげられると思います。
今後も少しずつ、このブログや電子書籍を使いながら、お伝えしていければと思っています。